グランプリ開催の起源は、故アントニー・ノゲ（1890年9月13日生まれ、1978年8月2日他界）の情熱と努力に拠るところが大きい。１８９０年に設立された＜モナコスポーツ自転車協会＞は、数年後に＜スポ−ツ自動車、自転車協会＞と名前を変え、さらに＜モナコオ−トモビルクラブ＞となったのである。

このオートモビルスポーツの先駆けは、１９２５年頃アメリカのサンタモニカの町に例を求め、モナコの街の中をスピード競争をする計画がたてられた。ルイ２世皇太子とルイ・シロンの全面 的な協力のもとに、非常に少ない工事を必要としただけで、モナコ自動車グランドチャンピオンのコ−スが出来上がった。

この時の規制は、国際自動車連盟によって決められ、１９２９年４月１４日午後１時３０にスタートが切られたのである。

試合はルイ２世名誉代表の主催で行われた。ピエール皇太子がコースの幕を開け、１６台の競争車に、３１８km １００周の発車を告げた。

　

１９５０年からモナコグランプリはパイロットの国際優勝者を出すようになった。（１９５２年を除く） １９２９年から今日まで開催されなかったのは、１４回あり、１９３９年から１９４７年までと、４９年、５１年、５３年、５４年である。
主催者は国際チャンピオンフォミュール２の代わりに＜スポーツ＞優勝者をえらんだ。
以下優勝者の名前を挙げる。